ヴァンパイアドクターとなってロンドンを救え!Vampyr 批評

今回はSteamなどで発売されているゲーム「Vampyr」をクリアしましたのでその批評を書いていきたいと思います。

内容は本作のネタバレを含んでいますので、まだクリアしていない方はご注意下さい。

日本語化について

PS4などでは日本語に対応していますが、2022年2月時点ではSteamで購入できるPC版は公式では日本語に対応していません。

その為、PC版を日本語で遊ぶ場合には有志が作成したファイルを使って日本語化をする必要があります。

日本語化の方法や詳細につきましては以下の本作のSteamページの下側にあるコメント欄にて解説している方がおられますのでそちらを参考にして下さい。

Steam で 80% オフ:Vampyr
London, 1918. You are newly-turned Vampyr Dr. Jonathan Reid. As a doctor, you must find a cure to save the city’s flu-ravaged citizens. As a Vampyr, you are cur...

概要

本作は「ライフ イズ ストレンジ」などを手掛けた海外のゲームメーカー「DONTNOD Entertainment」によって制作された、吸血鬼を題材にしたアクションアドベンチャーゲームです。

舞台は1918年、スペイン風邪(インフルエンザ)が流行するロンドンに第一次世界大戦に軍医として参加し3年ぶりに戻って来た主人公ジョナサン・リードは、街中で背後から何者かに襲われ、その体をヴァンパイアに変貌させられてしまいます。

死体置き場で目を覚ました主人公は、その吸血衝動によって自分を探しに来た最愛の妹を手に掛けてしまった所からゲームが始まります。

意図せず医者とヴァンパイアの2つの顔を持つことになってしまった主人公は、災害や戦争の影響によって陰鬱な雰囲気が漂う夜のロンドンで、ある時は医者として住民達を治療しつつ彼らから様々な情報を受け取り、またある時はヴァンパイアとして襲い掛かってくる怪物達やヴァンパイア・ハンター達と戦いながら、己の身とロンドンに起きた出来事の真相を明らかにし、それを解決する為に奮闘していきます。

特徴

本作の基本的なゲームシステムはThe Surgeなどのソウルライク系の作品に近く、ロンドンの街並みをモデルにした広いマップを舞台に敵と戦いながらストーリーを進めていく事になります。

吸血鬼としての力

戦闘は主にノコギリや棍棒を使った近接攻撃を行う殴り合いで、緊急回避で敵の攻撃を躱しつつ隙を見て攻撃を叩き込んでいくスタイルとなっており、攻撃や回避にスタミナが必要な点も含めてソウルライク系と殆ど変わりはありませんが、本作の特徴としては主人公がヴァンパイアとしての力を使える事で、吸血攻撃、瞬間移動、血を使った魔術など、他のゲームではあまり見られない様なヴァンパイアならではの攻撃を用いた戦闘を行う事が可能です。

その為、本作では体力・スタミナという一般的なゲームでお馴染みのステータスの他に、ブラッドポイントやスタンゲージという物が存在します。

ブラッドポイントは主人公が持つ赤いバーで表示されるステータスで、吸血などの敵の血を得る攻撃で増加し、回復スキルや攻撃スキルに使う事が出来るなど、所謂マジックポイント的な物となっています。

一方でスタンゲージは敵が体力とは別に持つ白いバーで表示されるステータスで、スタン攻撃を使ってこれを減らしゼロにする事で敵が無防備なスタン状態になり、この時だけ吸血攻撃が可能となります。

吸血攻撃は吸血中は完全無敵+敵に確定ダメージ+体力とブラッドポイントが回復、などの効果もある非常に強力な攻撃となっています。

戦闘に関わる基本ステータスである体力・スタミナ・ブラッドポイントの上限や、様々な攻撃スキルなどは、経験値を消費することでアンロック・強化する事も可能です。

様々な武器

使うことが出来る武器の強化も可能で、種類としては片手武器のマチェットや両手武器の鎌などがメイン武器、遠距離攻撃が可能な銃やスタン特化の杭、吸血特化のダガーなどがサブ武器として用意されております。

特に銃は強力で、スタミナやブラッドポイントを消費する事無く遠距離から確実に高いダメージを与え、物によっては敵のスタンゲージまで削れる物があり、いざという時の切り札的な存在になっていますが、その分銃弾は貴重で一度に持ち歩ける弾の量も多くはありません。

医者としての行動

また、本作の主人公は医者という立場でもありますのでその能力を活かして地域の人々の健康管理や疫病の原因を調べて聞き込みをすると言ったアドベンチャーゲーム的な側面もあり、戦闘を繰り返していくだけの単純なアクションゲームとは一線を画する内容となっております。

各地域の住民の健康管理はメインクエストというわけでは無く、プレイヤーが任意に行うことが出来るサブクエスト的な要素として用意されていますが、住民の健康状態が悪化し、死者が増えてしまうなど状態が悪くなればなる程にその地域には強力な敵が出現するようになり、ゲームの難易度が上がる様になっていますので、出来るだけ安全にゲームを進めていく為には常に住民の健康状態に気を配り、病人が出た場合は薬を渡して助けてあげる必要があります。

ですが主人公は医者として住民を助けるだけではなく、逆にヴァンパイアとして住民の血を吸って殺害する事も可能になっています。

やり方は会話によって出てくるメニューから「催眠」を実行し、人気のない場所に連れて行って吸血するという少し手間が掛かる方法ですが、本作では敵を倒しても5ポイントや10ポイント程度の非常に少ない経験値しか手に入らない一方で、吸血を行えば通常の戦闘で獲得しようとすると数時間は掛かる大量の経験値を一瞬で得ることが出来るという大きなメリットがあります。

基本的に吸血によって得ることが出来る経験値は最初から膨大な量に設定されていますが、吸血を行う相手の詳しい情報を得てブラッドクオリティというステータスを上昇させていた場合は更その量が増加する為、吸血でより多くの経験値を得たい場合にはその人物の頼みを聞いて助けてあげたり、聞き込みなどで情報を集める必要があります。

当然吸血は住民を殺害する事でもありますので、地域の健康状態に与えるデメリットも非常に大きく、やり過ぎると逆に状況を悪くしてしまう可能性もあります。

また、催眠は相手の抵抗レベルが自分の催眠レベル以下の場合でしか実行できず、最初から誰に対しても可能というわけではありません。

医師として理性的に行動し住民を守る代わりに少ない経験値しか手に入らず辛い戦闘や、時間が掛かって面倒なレベル上げをするか、それともヴァンパイアとして住民の命を犠牲に得た膨大な経験値でレベルアップして力の限りを尽くすかはプレイヤーの選択に委ねられており、その選択はストーリーの細かな流れやエンディングにも影響を及ぼしていきます。

悪いと感じた部分

戦闘があまり面白くない

本作の戦闘は全体的に敵の攻撃が避け辛く、時には理不尽な行動をしてくる事から、爽快感の無さやストレスを感じる時が多くあまり楽しいとは思えませんでした。

その具体的な要因として、本作の敵には全ての通常攻撃を無効化しカウンター攻撃を行うガード、空間に一定時間残留し主人公が中に入ると持続ダメージを与えてくる毒ガス攻撃、弾速の速いボウガンや銃による回避困難な遠距離攻撃、こちらの連撃攻撃を強制的に中断させる割り込み攻撃、などの厄介な行動をしてくる個体が居るという点があります。

これらの敵が単体で出現した場合であれば、ガードを解いた後、毒ガスが消えた後、遠距離攻撃が終わった後、割り込み攻撃のモーションが終わった後、などのそれぞれ危険が無くなったタイミングを見計らって攻撃を加えれば良いのですが、こういった敵が複数体同時に出現した場合はガード+毒ガス(毒ガスを使ってくる個体自身もガードが可能)で毒ダメージを与えつつこちらの通常攻撃を無効化してきたり、或いは割り込み攻撃+遠距離攻撃で前衛の割り込み攻撃で生まれた隙を別の敵が遠距離攻撃でカバーしてくると言った状況になり、対応が非常に困難になります。

この様な状況になるとダメージを受けずに戦闘を終える事はほぼ無理なのですが、敵がスーパーアーマー付きの割り込み攻撃やガードなどの防御面の性能が高いのに対して、主人公は大抵どんな攻撃でも当たれば怯んでしまう為、敵が複数体居る場合は一度でも攻撃に当たるとそのまま連続で怯み続け、一気に体力が削られて即死する事もありました。

一応、街中で遭遇する殆どの敵は無理に倒す必要が無く、仮に倒しても経験値が少ししか貰えない仕様なので、困難な状況に陥った時や相手をするのが面倒な場合は無視して走り抜けても問題はありません。

ですがボスはそういう訳にいかず、雑魚敵を呼び出してくるタイプのボスは大体強敵になっているのですが、特にチャプター4のボス「ドリス・フレッチャー」は毒ガスを放つ雑魚敵を限り無く呼び出し、上記のような対応困難な状況を意図的に何度も作り出して来ます。

更に雑魚敵を呼び出すだけでは無く、ドリス・フレッチャー自身も高速・広範囲・高威力な攻撃、こちらの攻撃で怯まないスーパーアーマー持ち、高威力かつこちらが近付けなくなる程の毒ガスによる攻撃など、雑魚敵の厄介な特徴の上位互換的な能力を持っており、本作の戦闘にまつわる嫌な部分を濃縮した様なボスキャラとなっております。

デビルメイクライシリーズやベヨネッタシリーズの様な異能の力を遺憾なく使う派手な戦闘では無く、ソウルライクな堅実でシビアな戦闘にするのは良いのですが、できればもう少し敵の理不尽な行動を減らして欲しかったです。

アドベンチャー要素とアクション要素の相性

本作には戦闘によるアクションゲームの側面だけではなく、住民から話を聞いて様々な問題を調査するアドベンチャーゲームの側面もあるのですが、この食い合わせが少し悪い様に思いました。

本作でのアドベンチャー要素である会話は他のゲームの様に短時間であっさりと終わる様なものではなく、登場するほぼ全てのキャラクターに対して多くの質問の選択肢がある事でテキストが膨大な量になっており、出てくるサブクエストなどを出来るだけ達成しようとすると、本作のプレイ時間の大体5割程度がこの会話シーンになってしまう程です。

ここまで量が多いとアクションを楽しみたい時には長くて時間を取られるアドベンチャー要素が億劫に感じる時がありましたし、逆に先の展開が気になるストーリーなどのアドベンチャー要素を楽しみたい時には前述の様なシビアな戦闘が邪魔に感じました。

個人的にはもう少しどちらかの要素を遊びやすくして、バランスの良いゲームにして欲しかったと思います。

マップの移動

最近のマップが大きい作品では、特定の目的地までワープできるファストトラベル機能や乗り物での移動といった手段で移動時間を短縮できる方法を用意しているものが割と多いですが、本作ではそれらに該当する様な機能が無く、目的地までの移動は全て徒歩で行う必要があり非常に時間が掛かります。

また、本作のマップは結構入り組んだ構造になっており、適当に進むとすぐに行き止まりになってしまいますが、常に画面に表示されるミニマップもDead SpaceシリーズやGTAシリーズの様な目的地までのナビ機能も無い為、いちいちルートを確認する為にマップを開かなければならず、これも移動が面倒に感じる要因となっています。

特に序盤から中盤では片側から鍵が掛かっているドアや門などで最短ルートが通れない事もあり、大きく遠回りする必要もあって余計に時間が掛かります。

本作はメインクエストでもマップ上のあちこちを行ったり来たりしなければいけないので、この様なゲーム性にするのならできれば他の作品と同じ様にファストトラベルなどを使って、快適にマップの移動が出来るようにして欲しかったですね。

ナビ機能が不親切

本作のクエストでは特定の人物に接触したりアイテムを入手する必要があるのですが、それらの位置がマップ上には赤い円で大まかな範囲でしか示されない為に目的の人物やアイテムを探すのが非常に面倒です。

また、街の住民は定期的に何らかの病気になるのですが、その際の特定の住民に対するナビ機能などは無く、こちらから街のどこかに居る住民の場所まで直接行って薬を渡さなければならないので、病気の住民を見つけるためにそこらじゅうを探し回らなければいけません。

これらの何かを探すという作業は特に面白いというわけでもありませんので、ナビ機能をもう少し充実させて無駄な時間をかけずスムーズに目的を達成できる様にして貰いたかったですね。

アイテムの取得

敵が倒された時に薬の材料や武器の強化素材などのアイテムを落とすのですが、これらは全て一つずつボタンを押して拾う必要があるのが面倒でした。

また、戦闘中はアイテムを拾う事が出来ない仕様になっており、このせいで全ての敵を倒して戦闘が終わった後にまた死体の場所に戻って拾い集めなければならないなど手間が増えています。

これらのアイテムは敵を倒した時や、戦闘後に自動で手に入る様にして欲しかったです。

隠れ家に帰らなければレベルアップが出来ない

本作はどれだけ経験値を手に入れても、隠れ家のベッドで眠らなければスキルの強化とレベルアップが出来ません。

前述の通り本作のマップの移動はとても面倒である為、隠れ家まで戻らなければいけないこの仕様は煩わしく感じました。

本作の様に特定の場所でしかレベルアップが出来ない作品の例としてはダークソウルやデモンズソウルなどのソウルシリーズがありますが、あちらは死ぬと経験値を失ってしまうというスリルがゲーム性に組み込まれていますが、本作の場合はどれだけ死亡しても経験値を失う事は無く、ゲームとしてレベルアップが出来る場所が限られている事の意味があまり無い為、どこでもレベルアップが出来る様にしておいた方が快適なゲームになってくれたのではないかなと思います。

マルチエンディングなのにリプレイ性が低い

本作は4つのエンディングが存在するマルチエンディング方式が採用されていますが、ゲームクリア後に自身のレベルまたはアイテムなどを引き継いでゲームの最初からプレイ出来るという所謂「強くてニューゲーム」機能が存在しません。

また、本作のセーブは自動で進行状況が保存されるオートセーブでしか行う事が出来ない為、選択肢による違いを見る為にセーブデータを複数に分ける、という様な事はゲーム内からでは出来ません。

その為、他のエンディングを見たい場合はまた最初から全く新しいセーブデータを作ってプレイする必要があるのですが、本作は膨大なテキスト、マップの移動時間、長期戦になりやすい戦闘など、普通にプレイするだけでもかなり多くの時間が取られるゲーム性になっているので、特定のシーン以外はあまり代わり映えのしない部分を4回も続ける事に苦痛を感じるプレイヤーは多いと思います。

できれば新要素が開放されるなどの周回ボーナスを用意して、次のエンディングを見る為のプレイを新鮮な気持ちで楽しめる様にしておいて欲しかったです。

良いと感じた部分

街や風景などのグラフィックや雰囲気の完成度

本作の舞台となる疫病の被害で悲惨な状況になっているロンドンの街は、崩れた家、散乱する瓦礫、不吉な内容の張り紙や壁の落書き、小汚い路地や下水道などで構築されており、陰鬱な雰囲気に満ち溢れています。

こういった廃墟などの荒廃した風景が描写される作品は非常に多いのですが、本作で描写されるこれらの描写には他作品のものとは一線を画する完成度の高さを感じました。

グラフィックそのものは他の作品と比べて抜きん出て良いというわけではありませんが、本作はマップを構成する一つ一つオブジェクトのデザインが凝っており、それらが丁寧に配置されている為、違和感の無い自然な世界観になっております。

特に光による表現が巧みで、主人公がヴァンパイアなのでゲーム中のロンドンの街中は常に夜となっていますが、その暗闇を照らすロウソクやランタンなどの明かりを使って表現される明暗のコントラストが、マップの雰囲気だけでなく本作のアドベンチャー要素であるムービーや会話などのシーンを非常に臨場感と迫力のあるものにしてくれています。

この疫病に見舞われた街という独特な雰囲気を見事に表現しているグラフィックやデザインの完成度の高さは、是非一度実際に本作をプレイして体験してみて欲しい所です。

重厚なストーリー

膨大なテキストに裏付けられたしっかりとしたストーリーは先が気になる展開が続き、中弛みする部分もあまり無くクオリティの高いものになっていると思います。

過剰に感じない適度なタイミングで差し込まれるムービーや、個々のキャラクターの心情が細かく描写されるテキストと、自分が行動した結果によって周囲の環境が変化する要素が相まって、プレイヤーの選択肢によって徐々に変化していくストーリーの流れをより楽しむ事が出来ました。

基本的に暗い展開が続く本作ですが、ストーリーが進むに連れて主人公の生きている世界の隠された姿が徐々に明らかになっていく過程は非常に面白かったです。

まとめ

アクション ☆☆

基本的な部分は良いのですが、敵の妙に面倒な攻撃方法や、ゴリ押しがほぼ最適解となってしまう部分など、その難易度の調整には雑さを感じる点が多い印象を受けました。

また、吸血によって経験値を稼ぎヴァンパイアとしての能力をフルに活かした状態であっても一部のスキル以外はそれほど派手で無茶苦茶な事が出来るわけでもなく、戦闘のやり方が序盤と終盤でそれ程変わらないので中盤辺りからの戦闘は単調さを感じる事も多かったです。

そもそも本作はシナリオの描写に非常に力を入れた作品である為、あくまでもアドベンチャー要素がメインでアクション要素はそのオマケ的な立ち位置なのかもしれませんが、できればもう少し戦闘が面白くなる様な調整をして欲しかったですね。

ストーリー ☆☆☆☆

ストーリーの完成度は高く最初から最後まで丁寧に描写が行われていたと感じます。

一部全貌が明らかにならず投げっぱなしになってしまう様な部分もありますが、本筋の部分は一般的なゲームのシナリオと比べれば十分に満足できる程度に質の良い物でしたので個人的にはあまり気にはなりませんでした。

個々のキャラクターとの非常に長くなる会話シーンは慣れていない最初こそ少し戸惑う部分はありましたが、一旦慣れればじっくりとその内容にのめり込むことが出来ました。

音楽 ☆☆☆

特に悪い部分は無く、戦闘時の効果音も自然な物が使われていて十分なクオリティだと思います。

キャラクターの膨大な会話は全てフルボイスですが、その演技にも違和感のある様なものは自分が確認した範囲では一つもありませんでした。

品質 ☆☆☆

マップの作り込みが非常に凝っており、他の作品では中々見られない程に世界観の完成度が高いものとなっていましたが、そこそこ広めのマップの移動が必須なのにファストトラベルが無い事や、目標へのナビ機能が不親切である事、マルチエンディングなのに周回要素が無い事などのゲームシステムの面では悪い部分も目立ちました。

総評 60/100点

ヴァンパイアの発生やその在り方を疫病として表現し、更にそれを実際に起きたインフルエンザによる被害の歴史と重ねている舞台設定や、人間とヴァンパイアの因縁や陰謀が絡み合う本格的なストーリーとその設定や世界観の完成度は高いのですが、それだけにその魅力を損ねてしまう様な他の要素の不満点が目立つ作品でした。

アクションゲームとしての部分の完成度も高ければ恐らくは名作と言える作品になれたと思うのですが、現状ではアクションゲームとしての部分とアドベンチャーゲームとしての部分の双方の要素が互いを活かし合うのでは無く、逆に足を引っ張り合っている様な形になってしまっている様に感じます。

ただアクション+アドベンチャーというかなり長い歴史を持つジャンルで、ここまで「会話」という部分の表現に力を入れている作品は結構珍しいと思いますので、気になった方は一度手に取って頂きたいと思います。

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