去年の12月に行われたバランス調整で強化されたSガンダムの感想です。
Sガンダムってどんな機体?
Sガンダムはオーダー(旧連邦)陣営の340コスト強襲機体で、機動戦士ZガンダムとガンダムZZの間の期間を描いた小説「ガンダム・センチネル」に登場する主役機です。
ガンダムの小説という割とマニアックな作品の機体ですので、元ネタについてはあまり詳しくない方が多いのではないでしょうか。
この機体の特徴は射程の長いビームスマートガンによる、他の機体では出来ない遠距離射撃が行える事、自立制御システム「ALICE」を発動させることで一定時間自身に強化を施す事が出来る点などがあり、離れた距離からでも敵に高いダメージを与える事が可能です。
その反面、細い下半身に反比例した大きな上半身による被弾面積の大きさや、340コストとしては若干低い性能の足回りになっており、戦闘の際には遮蔽物を上手く利用しなければ大きなダメージを受けやすく、立ち回りに気をつけないと一瞬で撃破されてしまう脆い面もあります。
強化内容
Sガンダムは2019年の12月に施されたバランス調整によって、主力武器であるビームスマートガンの威力と弾頭の巨大化、1200という高いDPを持つビーム・スマートガンBuster Modeの威力上昇、金設計図限定武装である腰部ビーム・カノンB2の連射力強化と弾数増加と、全体的な攻撃性能の底上げが行われました。
また、12月18日のアップデートで新たに加えられたビーム兵器の威力を10%増加するMU「ビーム強化ユニットLv4」と、「ALICE」の武器の攻撃力が上がる効果を併用すれば、非ビムシュ特性であってもビームスマートガンF型の威力が1発で1万近い値となり、以前とは比べ物にならない程の火力を手に入れました(因みに特性がビームシューターLv3であれば、ビームスマートガンF型のダメージは1万を超えます)。
実際の戦場では
ただ、以前よりも大幅に火力は上がったものの、実際に使用すると上記した被弾面積の大きさや足回りの悪さによる防御性能の低さや、ゲロビ持ち機体との戦闘時において瞬間火力で劣る点などもあり、強化直後はそれなりの数が戦場に居ましたが、現在では殆どその姿を見かけないようになってしまいました。
私自身実際に20戦程将官戦場にて使ってみましたが、正面からの敵との撃ち合いでは射程の長いゲロビ持ち機体には苦戦を強いられる事も多く、中々強さを発揮できない場面が多かったです。
この機体の特徴である遠距離から攻撃可能という特徴も、アーマー値が相当インフレしてしまった現在の環境では遠距離からの攻撃では敵のアーマーを最後まで削り切るのが難しく、火力が上がった割には思った様には遠距離からの攻撃でキルを稼ぐ事は出来ませんでした。
可能であれば敵に近付いた方が良い
最初のうちは遠距離攻撃が出来る特徴を活かして、かなり遠く(500m~600m)くらいの距離からビームスマートガンで敵を撃っていたのですが、余りにもキルが取れないので最終的には他の機体と同じ様に近距離で戦う様に立ち回りを変えました。
近距離で戦うとSガンダムの強みである射程の長さを活かせない様に思いますが、実際には逃げる敵を追う時や、引き撃ちをする時などにはこの射程の長さが十分に効果を発揮するので、常に遠距離戦に拘る必要は無く、通常の撃ち合いをする時には他の機体と同じぐらいの立ち位置でライン戦を行った方がポイントを稼ぎやすかったです。
私がSガンダムを使用する際に装備していた武器は
- ビームスマートガンF
- ビーム・スマートガンBuster Mode
- 腰部ビーム・カノン
の3つで、バスターモードを初手で当てて怯ませてから、ビームスマートガンFで一気に削り切る戦い方をしておりました。
腰部ビーム・カノンはビムスマFとバスターモードの両方のリロード中に敵が接近してきた際の牽制に使うことが出来、タイマンであれば十分敵にダメージを与えることが可能です。
まとめ
340コストでありながら長い射程と高い火力、使いやすいハイメガ系のバスターモードも持っているなど、最近の強襲機体としてはそれなりの性能を持っている機体であると思います。
強化版ZZガンダムなどの環境機体と比べてしまうと若干見劣りする性能ではありますが、現在イベントによって無料で手に入れられる機体としては十分な性能という印象を受けました。
最近は中低コスト機体のバランス調整が頻繁に行われていますが、こうした使いやすい機体が今後も更に増えてくれると良いですね。
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