今回はCoD:VのITRA BURSTの武器レベルを最大まで上げたので、その感想を書きたいと思います。
概要
ITRA BURSTは4点バーストの架空のアサルトライフルで、モデルになったのはイタリアのプレダ社が製造した世界で初めてバースト射撃機能を備えた自動小銃Breda PGであり、シリーズ過去作であるCoD WW2だけでなく、同じく人気FPSシリーズであるBFVではBreda M1935 PGという名前でこの4点バーストの銃が登場していましたので、第二次世界大戦が舞台のシューティングゲームでのバースト武器としては代名詞的な存在と言えるかもしれません。
以下の表は、ITRA BURSTと同じくアサルトライフルの初期武器であるSTG44との初期ステータスの中で重要そうな部分を比較したものです。
ITRA BURST | STG44 | |
ダメージ | 29.0 | 29.0 |
有効射程距離 | 2550.0インチ (64.77メートル) |
2000.0インチ (50.8メートル) |
バイタルダメージ | 43.0 | 43.0 |
連射速度 | 588.2ラウンド毎分 | 600.0ラウンド毎分 |
リロード速度 | 2.9秒 | 3.0秒 |
マガジン装弾数 | 20発 | 30.0 |
エイム速度 | 250.0ミリ秒 (0.25秒) |
230.0ミリ秒 (0.23秒) |
垂直反動制御 | 68.9度毎秒 | 66.7度毎秒 |
水平反動制御 | 38.8度毎秒 | 27.2度毎秒 |
ダメージ、バイタルダメージ共にSTG44と同じ29.0と43.0ですので基本的に4発、ヘッドショット込みなら3発当てれば良いので1トリガーキルが可能で、有効射程距離がITRA BURSTの方が最初から64.77メートルとかなり長く、その代わり連射速度はSTG44よりも若干低くなっています。
リロード速度は両方ともにほぼ同じですが、マガジン装弾数の差が10発分も有るので継戦能力は明らかにSTG44の方が優れていると言えるでしょう。
次にエイム速度ではITRA BURSTはSTG44よりも一瞬だけ遅く、銃の射撃精度に影響を与える水平反動制御でもSTG44より劣っており、バースト武器でありながらフルオート武器であるSTG44と比べて射撃面では難のある性能となっております。
STG44はフルオート射撃武器ですので、バースト射撃を行うITRA BURSTとは単純に比較し辛い部分がありますが、ステータスを見る限りでは遠距離戦が得意という点以外ではSTG44よりもさほど優れた部分が見当たらない性能となっているように思えます。
1トリガーキル可能だが扱いが難しい
実際に最大レベル70まで使ってみた所、上記の比較の通りITRA BURSTはアサルトライフルにしては精度があまり良い方とは言えず縦と横方向への反動が割と強いので、アタッチメントで反動制御を強化していなければ敵との距離が少し離れていたり障害物で体の一部が隠れていたりすると弾が外れてしまったり手足に当たったりして1トリガーでキルを取る事が出来ず、反撃されて倒されるという事が多かったです。
そもそも4発キルというのは基本的に1~3発でキルが可能な武器が多い今作ではTTKが速い方とは言えず、また仮に1トリガーで倒せるとしてもマガジンの装弾数が20発なので継戦能力に難があり、更にリロードもそれ程早く無い事から自分からガンガン前線を押し上げていく様な使い方はし辛いように感じました。
バイタルで3発キル可能
ITRA BURSTには基本ダメージを向上させるアタッチメントは存在しませんが、ヘッドショットをした際に適用されるバイタルダメージが43である事を活かして、アタッチメントの「バイタル」でクリティカルヒット適用部位を胸上まで拡大する事で、胸上に弾を当てた場合に限り本来の4発ではなく3発でキルを取る事が出来ます。
敵を倒すのに必要な弾数が減る事で1トリガーキルが出来る可能性が高くなるので、ITRA BURSTを使う際にはこの「バイタル」はほぼ必須です。
只、「バイタル」は武器レベルのかなり後半にならなければアンロックされないので、それまではかなり厳しい戦いを強いられる事になると思います。
自分は「バイタル」が出ていない時には焼夷弾を付ける事でカス当たりになった時にも延焼ダメージでキルが取れる様にしたり、リコイルブースターで連射力を上げて最初から1トリガーではなく2トリガーでキルを狙う様にしていました。
連射力の強化はかなり有効で、敵に弾を当て続ける時間が減らせますし、「バイタル」と組み合わせて3発キルを狙える様になると高い連射力と相まって約0.2秒程の優秀なTTKを実現することも出来ます。
カスタム例
以下は自分が実際に使ってみて良いと感じたカスタムです。
- マーキュリーサイレンサー(マズル)
- 消音効果付与
- 垂直反動制御+4.8%
- 水平反動制御+1.2%
- コンシールメント+100.0%
- 有効射程距離-10.0%
- ペルフェット 140MMラピッド(バレル)
- 連射速度+24.4%
- ダッシュから射撃までの時間-14.8%
- 垂直反動制御-40.0%
- MK18サンフィルター(サイト)
- 1.5倍サイト
- ボッティDIIグリップ(ストック)
- エイム速度+4.0%
- 水平反動制御+10.5%
- 移動速度-4.0%
- 腰撃ち時の命中率-5.0%
- MARK VI スケルトン(アンダーバレル)
- エイム速度+4.0%
- 8MMクラウザー 32ラウンドドラム(マガジン)
- マガジン装弾数+60.0%
- 開始時の弾薬+60.0%
- 装弾数+60.0%
- 移動速度-1.0%
- エイム時間-6.4%
- リロード速度-23.2%
- 長尺弾(弾薬タイプ)
- 弾丸速度+30.0%
- スティップルグリップ(リアグリップ)
- 垂直反動制御+2.0%
- 水平反動制御+0.7%
- センタリング速度+20.0%
- バイタル(熟練度)
- 敵へのクリティカルヒット範囲が拡大
- フルロード(キット)
- 開始時の弾薬数最大
ペルフェット 140MMラピッドで連射力を向上させてTTKの時間を短縮し、それ以外のアタッチメントで出来るだけ反動制御を行っています。
装弾数を上げる為に自分は8MMクラウザー 32ラウンドドラムをつけていたので、それにより悪化するエイム速度はボッティDIIグリップやMARK VI スケルトンで補うようにしていましたが、20発マガジンでも大丈夫と言う方ならマガジンアタッチメントは何も付けず、その分エイム速度を考慮せずに反動制御系のアタッチメントを付けると良いかもしれません。
若干近距離に特化したカスタムになっておりますので、広いマップなどで中距離以遠を狙いを安定させたい場合はバレルをボッティ 300MM CXII、アンダーバレルをM1941ハンドストップ、ストックをペルフェットグリップパッド、サイトを高倍率な物に変更して反動制御を高めるなど、カスタムを変えながら使っていました。
まとめ
DAS HAUS、SUB PENSの様な警戒する必要のある場所が限られており尚且直線的なマップで使う場合には1トリガーキルもあってかなり強いと思いましたが、そうではなく横に広めで更に色々な場所を警戒する必要のあるマップでは使い難く感じました。
また、敵のSMG持ちに自リスに食い込まれている時やリス地点が頻繁に入れ替わる様な接戦か押され気味な場面などを武器で押し返していくのはしんどい時もあり、しっかりと前線が維持出来ている様な状況でなければこの武器の売りである1トリガーキルも難しくなって余り良いスコアを出せませんでした。
今作のアサルトライフルはSTG44やAUTOMATONなどがかなりシンプルで強い性能になっていますので、よほどバースト武器が好みでなければ「バイタル」をアンロックする前にこの武器を使うのをやめてしまう方も多いのではないかなと思います。
とは言え「バイタル」さえ装備すればそれなりに強くなりますので、少し変わったアサルトライフルを使いたいという方は一度育ててみては如何でしょうか。
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