言わずと知れた名作対戦ロボットゲーム、カスタムロボを作り出した見城こうじ氏が、この度自身の所属するインディーズスタジオであるサウザンドゲームズの新作ゲームとしてSynaptic Driveを開発中であることを発表されていたようです。
対応プラットフォームはNintendo Switchで、しかも何と2018年9月20日から開催される東京ゲームショウにて、プロトタイプを公開する予定とのことです。
現代版カスタムロボ?
こちらのゲームは3D対戦アクションシューティングゲームであり、尚且つ多彩なキャラクターや武器を自由に選択して戦うことが可能と発表されている為、まさにカスタムロボを踏襲したようなゲームになるのではないかと予想されます。
自分はまさにカスタムロボ全盛期ともいえるニンテンドー64直撃世代である為、このニュースはとてもテンションが上がりますね。
カスタムロボシリーズはニンテンドーDSで発売された激闘!カスタムロボを最後に音沙汰がなくなってしまったのですが、やっと現代の技術でカスタムロボをプレイすることが出来そうで楽しみです。
当時はネット対戦の環境がなかった為に友人意外との対戦はあまり盛んに行われていませんでしたが、現代の環境であればネット対戦も十分に可能なので、それによって大いに盛り上がる事が期待できます。
eスポーツという言葉に対する不安
また、今回のゲームはeスポーツにも選ばれるような競技性の高いゲームデザインを目指すとのこと。
実は私はこの点については少し不安があります。
理由としては、eスポーツの競技種目に選ばれたゲームには、結果的にeスポーツになったゲームと、最初からeスポーツになることを目指してきたゲームの2種類があるのですが、それらのゲームの完成度を比べるとなぜかeスポーツを目指したゲームの方はあまり良いゲームデザインになっていない事が多いと感じる為です。
例えばOverwatchというゲームは、最初からeスポーツの競技種目に選ばれることを前提として開発が進められていたのですが、様々なバランスの悪さや、暴言チャット、わざと味方を敗北に導く行為など、他のプレイヤーへの嫌がらせ行為に対する対応の遅さなどが原因で、日本人のプレイ人口が非常に少なくなってしまう事がありました。
他にもBF1というゲームではeスポーツの競技種目になることを目的として、専用のルールまで作りましたが、元々のゲームバランスの悪さなどが放置された状態でそれを行った為、ユーザーから批判を招く結果になった事もありました。
このようにしてみると、最近のゲーム開発には、eスポーツの競技種目というある種のブランドを目指したが故に、ゲームそのもののバランス調整やゲームをより良く作りこんでいくという部分が少しおざなりになってしまっている事があると感じる事があります。
これらの問題はSynaptic Driveには全く当てはまらないかもしれませんが、これらの事があって最近は開発者がeスポーツを意識しているという発言を聞くとちょっと身構えてしまいます。
少し不安な部分はありますが、とりあえず東京ゲームショウではどのようなものがプロトタイプとして出てくるのか楽しみです。
インディーコーナーは9-B58との事。機会がある方は是非訪れてみてはいかがでしょうか。
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