Apex Legendsのヒットボックス問題

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最近新しくサービスが開始された無料バトルロワイヤルゲームであるApex Legendsですが、使用するキャラクターのヒットボックスの問題に関して開発元のRespawn Entertainmentが現在「議論中」であることを発表しました。

今回はそれについて思うことを少し書きます。

ヒットボックスって何?

まずこのヒットボックスというものについて簡単に説明しますと、ゲームでプレイヤーが動かすキャラクターには当たり判定というものが設定されておりまして、ここに敵の攻撃が当たるとダメージとして処理されます。

Apex Legendsが現在議論しているヒットボックス問題は、この当たり判定がキャラクター間で格差があるのはゲームバランスとしてどうなのかという話です。

例えばライフラインなどの背が低いキャラクターは当たり判定も小さく、当然敵からの攻撃を回避しやすい(敵が攻撃を外しやすい)のでダメージを受けにくいメリットがあるのですが、逆にジブラルタルのような背が高くて体がゴツいキャラクターはヒットボックスもデカくて敵の弾に当たりやすいデメリットがあります。

FPSやTPSのような敵を狙い撃つゲームではヒットボックスが小さければ小さいほど有利ですので、これが原因となってプレイヤーの間で議論になることが結構ありますが、今回は開発元もその件で色々悩んでいる最中のようですね。

特にパスファインダーはその見た目よりもヒットボックスが大きく設定されているという事が判明してしまいましたので、これはパスファインダーを使うプレイヤーは少し不満を感じてしまう所でしょう。

因みにこのヒットボックスの件とは少し話が変わりますが、現実でエアガンを用いて行うサバイバルゲームでも、移動する際には中腰になって被弾面積を小さくして相手の弾に当たりにくくするのが基本のようです。

シューティングゲームにおいてヒットボックスが小さいという事は、現実でもゲームでもそれだけ有利であるという事ですね。

ヒットボックスとキャラクターの性能

ただ一方で、昔からこうしたヒットボックスに関する議論は、個々のキャラクターの性能についての議論とセットになって行われて来たように思います。

それはゲームによってはキャラクターの足の速さや体力の高さであったり、特殊なスキルの有無であったりしますが、Apex Legendsは足の速さと基本の体力には各キャラクター間で差がありませんので、キャラクターの性能に関する議論は専ら彼らの持つアビリティについての事となります。

ヒットボックスが大きいということはそれだけデメリットを背負っているので、その分アビリティは強力な物を持たせて欲しい、というのが一般的な感覚かと思いますが、Apex Legends上での今のジブラルタルのようなヒットボックスが大きめのキャラクターの現状を見ていると、そのアビリティによって得られるメリットよりもヒットボックスが大きい事でショットガンなどの弾を吸いまくって即死するといったデメリットの方が強いように思います。

こうなってしまうのはヒットボックスの大小に関わらず、攻撃力や体力は全てのキャラクターで同じ条件というこのゲームの特徴も関係しているでしょう。

TF2のスカウトなどのように、小さなヒットボックスを持つキャラクターは、その代わりに攻撃力や体力、あるいは射程距離などを低く設定されることが一般的ですが、Apex Legendsでは武器の装備制限などが無いので、ヒットボックスの小さいキャラクターでも性能の良い高火力の武器を装備することが出来てしまいます。

そうなると結果的にジブラルタルやコースティックのようなキャラクターは高火力でヒットボックスの小さい相手と戦うことになり、自身の被弾率の高さもあって削り合いでは分が悪い戦いを強いられる事になります。

恐らく今後のアップデートではこの辺りのアビリティとヒットボックスの格差の件に対して様々なバランス調整が加えられる事でしょうが、できるだけ不遇なキャラクターを救済するような調整を行って貰いたいですね。

因みに話は変わりますが私がプレイしているガンダムオンラインというゲームもこのヒットボックスが問題になるゲームでして、そちらでもヒットボックスのデカイゾックなどのおデブ機体は敵の弾を吸いまくるお蔭で不遇機体でした。

細身なヒットボックスの小さい機体がおデブ機体よりも攻撃力や体力が高く設定されていた事もありましたし、シューティングゲームのおデブは昔から不遇なのかもしれませんね・・・。

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