以前から予定されていた12月中旬の大規模バランス調整が12月18日のアップデートにより適用されました。
今回はその感想などを書いていきます。
大幅な仕様変更
このバランス調整である「総合整備計画」は、今までも何度か行われてきたのですが、それらと今回の「総合整備計画」には大きな違いがあります。
今までのバランス調整は単に武器の修正や機体の調整などが主な内容だったのですが、今回は「戦闘の駆け引きを促進する為の機能」「弾速、機体速度などに起因する描画問題の改善」という名目で、一部機体の性能調整の他に、ゲーム全体に以下のような変更が加えられました。
- 戦闘の駆け引きを促進する機能の追加
- ロックオンの機能追加とパラメータ追加
- ブーストダッシュ機能の拡張(緊急回避)
- ブーストチャージの仕様変更(高速化)
- 弾速、機体速度などに起因する描画問題の改善
- ブーストダッシュ時の移動速度を低下
- 一部武器弾速を低下
- 一部射撃武器の連射速度を低下及び発射間隔を増加
戦闘の駆け引きを保身する機能について
ロックオンの機能追加とパラメータ追加
この変更によって、ガンオンでは自機と敵との距離が離れている際には武器の命中精度を下げ、逆に敵と接近すれば命中精度が急激に上昇するという、それまで武器に依存していたロックオン値のステータスが、対象との距離によって大きく変わる仕様になりました。
アップデート適用前のガンオンは遠距離や中距離から強力な弾幕を張れる機体が強く、一部の障害物が少ない北極基地などのマップでは、各陣営のプレイヤーが殆ど敵集団側に接近することができず、その結果として20分間一定の距離を保ったまま撃ち合いを続ける通称「雪合戦」が多発する状況になっておりました。
主戦場がほぼ一定の場所から動かないので、弾幕を張っているプレイヤーはブーストジャンプ→ロックオン→射撃→隠れてブーストやアーマーを回復→またブーストジャンプ・・・といった様に、行動がループする全体的に単調で変化の乏しい戦闘になっていましたし、強力な弾幕が張れるような主要機体を持っていないプレイヤーは、そもそも戦闘にほぼ参加できないような状況にもなっていました。
その改善として今回の変更が行われた訳ですが、実際にアップデート後のガンオンをプレイして私個人が感じた所では、未だにテキサスコロニーの北などの一部の場所では雪合戦が行われているものの、敵との距離を詰めようとするプレイヤーは以前よりは増加したように思います。
至近距離に入るとロックオンの照準の色が黄色から赤色に変化するのですが、その状態では常に敵を照準の中央に捉え続ける為、誰でも相手の懐に入りさえすれば簡単に攻撃を当てることが出来るようになりました。
弾速の遅い武器を使っている場合は偏差射撃ができなくなってしまう為、赤ロック状態では逆に敵に攻撃を当てることが出来ない問題も発生していますが、弾速の速い武器、特に照射型のビーム兵器であるゲロビなどは相手にほぼフルヒットするので非常に強力な武装となり、ガーベラ・テトラや強化型ZZガンダムなどのゲロビを持った機体が戦場に増えております。
また、以前まではロックオン値が低くて中々クリーンヒットさせることが出来なかった威力重視のF型シリーズも、この仕様変更によって至近距離であればガシガシ当たるようになったので、N型ではなくF型の武器を装備するプレイヤーも増えているようです。
ブーストダッシュ機能の拡張(緊急回避)
今回のアップデートにより、ガンオンには新たに緊急回避というアクションが追加されました。
これはデフォルトではXキーを押すことで使用する事が出来る短距離ダッシュで、虹色のエフェクトをまといながら高速移動し、敵機からのロックオンを強制的に解除するという効果を持っています。
印象としてはデルタガンダムやリバウなどが使える高速移動の下位互換という感じで、これによってどんな機体であってもブーストを消費して敵の攻撃を回避することが可能になりました。
流石に全ての攻撃をこれだけで躱す事は出来ませんが、戦場では結構これを用いた移動や戦闘時の駆け引きなどが生まれていて、私個人は良い追加機能であると思いました。
ブーストチャージの仕様変更(高速化)
アップデート前までのガンオンは、消費したブーストを完全に回復するまでには結構な時間が掛かり、ブーストを使い切ってオーバーヒートしてしまった場合では、どんなに性能の良い機体であっても回復までには結構な時間が必要でしたが、これらの仕様が今回のアップデートで一新され、ダッシュやジャンプなどのブーストを消費する行動をやめれば、たった数秒(体感2秒ちょい)でブーストが完全回復するようになりました。
ブースト関連は移動できなくてストレスを感じる事も多かったので、この仕様変更は素直に嬉しいです。
この仕様変更の恩恵は全ての機体が受けていますが、中でも一番特をしたと思えるのがネズミ機体で、敵の拠点に辿り着くまでの間にオバヒしてしまったり、ブースト容量が足りなかったりして失敗してしまう様な事がほぼ無くなりました。
ネズミ機体はロックオンの仕様変更の恩恵も受けており、今では遠距離や中距離で敵に見つかってもスピードを活かして振り切れる事が多くなった事から、以前よりもネズミプレイの難易度が低下している様に思えますので、今後はネズミ機体を使うプレイヤーも増えていくのではないかなと思います。
ただ至近距離だとガンダムF91やビギナ・ギナなどの機体でなければ赤ロックによって直ぐに叩き落されてしまうので、拠点ガン待ち防衛が更に強力な防衛手段となり、敵側に一人でもそういったプレイヤーがいると半端な機体ではあまり拠点を殴れないかもしれません。
弾速、機体速度などに起因する描画問題の改善に伴う弾速や移動速度などの低下について
ガンオンのクライアントの処理能力が追い付いていないという理由で適用されたこの部分ですが、自分がアップデート後のガンオンをプレイした限りでは、そこまで大きな違和感を感じる事はありませんでした。
機体の速度などは確かに落ちていますが、あまりにも遅すぎるということも無く、個人的には許容できる範囲内の調整で収まってくれて良かったと思っています。
アップデート後の戦場で採用されている機体一覧
以下は私が確認した範囲でのアプデ後の戦場で多く見かけるようになった機体の一覧です。
まだ全て把握している訳ではないので、後で追加するかもしれません。
連邦
- Ex-Sガンダム
- Sガンダム
- ガンダムF91
- 強化型ZZガンダム
- リゼル
ジオン
- ガーベラ・テトラ
- ビギナ・ギナ
- クィン・マンサ
- クィン・マンサ(アンネローゼ機)
- ローゼン・ズール
まとめ
以上が今回の感想ですが、個人的に今回の調整は良い方向性の物の様に思います。
マップにもよるとは思いますが、今の所は以前よりも色々な機体で戦うことが出来ていて楽しいです。
ただ、以前までは中距離戦主体だった重撃機体が、今回の調整では近距離戦主体の強襲機体に押されて少し辛い状況になっていると思いましたので、この辺は今後の調整を期待したい所ですね。
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