【BF2042】主なアップデートが終了してしまったBF2042について思うこと

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2024年5月現在のBFシリーズの最新作となるBF2042は、4月9日の公式サイトにて「シーズン7以降は新武器や新マップの追加などの大型のアップデートを行わない」という旨の発表がされており、先日の4月30日に最後の追加マップである「スタジアム」が実装された事で、BF2042は大きなアップデートが全て終了した状態となりました。

今回はそんなBF2042という作品について、これまでのBF2042について覚えていることを挙げつつ色々と感想を書いていきたいと思います。

期待をされていたBF2042

度重なるアップデートにより今でこそ普通に遊べる様になったBF2042ですが、発売前はその成功を殆どの人が疑わない程に非常に肯定的な期待をされていた作品だった様に思います。

その背景には、前作にあたるBFVがそれまでのBFシリーズに比べて硬派なリアル寄りのゲーム内容であった為、BFVで失われていたBF3以降のカジュアルかつバカゲー的な要素を求める人々からは結構な不評の声が上がっていたという点があり、BF2042が発売する前の公開されたトレーラームービーがそうした意見を持つ層にとても寄り添った内容だった事で、BF2042はカジュアルなBFシリーズが返ってきてくれる作品であるという期待をしていた方が多かった様に記憶しています。

それほどまでにバギーに爆弾を貼り付けて敵に突撃させたり、除細動器で敵をキルしたり、高い場所から皆で飛び降りたりなど、硬派なリアル寄りのゲームではまず出来ない従来のBFシリーズだからこそ出来る体験は、BFシリーズを大作にした重要な要素だったのでしょう。

私も当時のトレーラームービーを見て、BFBCシリーズの様な多彩な破壊表現やBFVにあった建築要素を更に進化させた様な要素は無くても、少なくともBF4にあった様なゲーム体験はほぼ確実に出来るのかなと思い、予約受付が開始された日にすぐ1万2千円のエリートエディションを予約していました。

発売後の不評、急激なプレイヤー数の減少

しかし、1ヶ月の延期を経て満を持して発売されたBF2042は、残念ながら悪い意味でプレイヤーを驚かす内容でした。

プレイヤー人数に対して明らかに広く遮蔽物にも乏しいマップ、兵科制からスペシャリスト制への変更、強すぎる一部の武器とビークルとスペシャリスト、BFVと同じ3Dスポット無し&遅い蘇生の仕様、BFBCどころかBF4よりも少ない破壊表現、正常なスコアボードの消失、一部の環境で接続エラーが発生して遊べない、サーバーブラウザが無い、などのゲーム全体の大部分に対する不評がレビューで巻き起こり、BFとしてまともに遊ぶのはかなり厳しい状態でした。

特に以前は戦車並に強かったLCAAホバークラフトがビルの側面をスパイダーマンの様に登っていく様などは、シュールな光景だった事もあって非常に強く印象に残っております。

こうした事が原因でプレイヤー数も徐々に減少してしまい一時期は10万人以上居たSteam版の人口が1000人以下にまで低下し、ゲームを扱うメディアにも取り上げられる様な事態となってしまいました。

自分も当時はBF2042から離れ、BFを遊びたい時は過去作であるBF1やBFVを遊ぶようにしていましたが、自分と同じくBF2042から離れて過去作に行ったプレイヤーが多かった為か多くのサーバーが満員になっており、遊ぶ相手には困りませんでした。

アプデで様々な部分を改善、人口回復へ

その後は流石に開発もマズいと思ったのかプレイヤーから不評だった多くの部分に完全ではありませんが改善が行われ、新武器や新マップなどを追加していった結果、1000人以下まで下がっていた人口は大体1万人前後まで回復しました。

最高で10万人以上のプレイヤーが存在していた事を考えると少なく感じる面はありますが、人口が増加したお陰で何度マッチングを繰り返してもAIだらけ、みたいな状況は皆無ではありませんが徐々に改善されていきました。

その後、BF2042は1万人前後の人口を維持しつつ主なアップデートが終了する現在に至るまでその人口を維持する事となります。

全体を振り返っての感想

私の現在のBF2042のプレイ時間は527時間程度ですが、ここまでプレイして思う個人的な感想としては、BF2042はBFシリーズとしては少し残念な作品だった様に感じます。

初動でコケてしまった件を抜きにしても、それまでのBFシリーズには縁の無かったスペシャリスト制の採用した事によってゲームバランスや従来のBFらしさを崩してしまっていた部分があるように思いますし、過去作は面白いと感じるマップが3~5個はあったのに対して、BF2042のマップで素直に面白いと感じたのはコンクエスト版のリダクテッドのみで、他のマップは改修が入った物も含めて楽しさよりも粗が目立つ出来だった様に思いました。

特にブレークスルーではそれが顕著で、アプデが入った現在でも攻撃側か防衛側のどちらか片方が過度に有利な陣営格差のある構造のままになっており、不利な方の陣営が勝つ事がほぼ不可能なマップすらあります。

BFではなくFPSゲームの一つとして見れば、アプデで改善されて1万人前後の人口が居る現在のBF2042は、セール時に1000円弱で購入できるゲームとしては十分魅力のある作品になっていると思うのですが、やはり従来のBFを期待していた身からすると、現在のBF2042も当時の自分が望んでいた物とはかなり違う物に感じる内容になっています。

今作の大型アップデートが打ち切られた理由は「次回作に注力する為」との事ですので、できれば次回作はBF2042の様な初動での失敗など無く、最初から順調にサービスが開始されて欲しいと思います。

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