【ゲーム感想】CoD風の無料FPSゲーム「Xdefiant」を10時間程度プレイしてみた感想

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2024年5月22日からサービスが開始されたXdefiantですが、ある程度プレイしてみたので今回はその感想を書いていきたいと思います。

普通に面白いマルチ対戦FPS

自分は大体10時間程度プレイしてみましたが、現状酷いバグも無くマルチ対戦FPSゲームとして問題なく遊ぶ事が出来ました。

本作は武器の威力が他のカジュアル系のFPSと比べても少し低めで、敵に撃たれ始めてから倒されるまでに掛かる時間が長くなっており、キャラコンを活かせば敵に先手を取られても遮蔽物に隠れる事が出来、逆にこちらが敵を倒す際にも多くの弾を当てなければならないので、自然と弾を当てやすくなる近距離での戦闘が増え、誰も動かず静かな戦場となる事も多いリアル系とは真逆の非常にスピーディな戦闘を楽しめました。

CoDの様な気楽に走り回りながら敵と撃ち合うFPSをプレイしたいけど、近年値段が高めであまりセールの対象にもならない本家CoDの購入は少し躊躇する、という方には、この基本プレイが無料のXdefiantはまさにうってつけの作品と言えるでしょう。

あくまでも”CoD風”

CoD風のゲーム性に焦点を当てた記事や感想が目立つ本作ではありますが、実際にプレイした感覚としては本家のCoDとは結構異なる印象を受けました。

自分は以前にこの作品のβ版に参加しており、その時から感じていた事ではありますが、本作はあくまでも”CoD風”で、本家CoDとは割と異なる点が幾つかあります。

例えば、現在の本家CoDには欠かせない要素となっているキルストやパークなどのシステムは本作には実装されていませんし、敵を連続でキルした時に使える強力なボーナスであるキルストリークもありません。

撃ち合いの際に使えるダッシュやジャンプやスライディングを駆使して機敏に動き、敵の攻撃を躱す所謂「キャラコン」も、本作のものは現在のMW3の様な本家CoDのそれと比べると挙動が若干固いものとなっています。

他にもグレネードの様な投げ物は本作では1つしか持てなかったり、キルカメラが無かったり、ナイフキルが存在しないなど、細かい部分でもCoDとは異なる点が幾つか存在します。

その為、CoDシリーズでのマルチ対戦がとても上手な方であっても、本作で活躍するには少し慣れが必要になるかもしれません。

スキルとウルトの概念

本作は単純に銃で敵を撃つだけのFPSゲームではなく、各勢力ごとに異なる強力なスキルやウルトを使うことが出来る作品になっています。

スキルの内容は火炎瓶で周囲を燃やしたり、シールドを展開して自分や味方を敵から守ったり、自分と周囲の味方の体力を回復するガスを発生させるなど、多種多様な種類があり、これらを活かす事で戦場でより有利に敵と戦う事が出来ます。

更に一定のポイントを獲得する事で使用できるウルトは、一定時間の間だけ敵より圧倒的に有利になれる内容のものが多く、戦闘の流れを覆す程の強力な性能を持っています。

CoDシリーズでも過去作であるBO4がこれに近いシステムを採用していましたが、本作Xdefiantでは更にパッシブスキルが存在し、他の勢力よりも体力の最大値が20多かったり、敵を攻撃した際に追加で火炎ダメージを与える事が出来るなど、より各勢力の特徴が出るゲーム性となっています。

オススメの武器(2024年5月現在)

M16A4

3点バーストのアサルトライフルで、高い威力と優れた精度を持っており、ヘッドショットができればワンパースとで敵を倒せることもあるので中距離戦で有利な武器です。

近距離戦では3点バーストのせいで正確なエイムが求められるので、使いこなすには慣れが必要だと思います。

ただ、キーボード・マウスとエイムアシストのあるPADとではかなり使いやすさが変わるので、この武器を使う場合はエイムアシストのあるPADがオススメです。

ACR 6.8

フルオートのアサルトライフルで、反動がマイルドかつ威力も割と高く、どんなマップでも使いやすい汎用性の高い武器です。

これを使えばゲームやマップに慣れていない人でもある程度戦う事が出来ると思いますので、アンロックしたらとりあえずこの武器でロードアウトを一つ作っておく事をオススメします。

ただアンロックの条件が「アサルトライフルでロングショット10回」という少し面倒な条件になっているので、ゲームを開始してから暫くの間は使えないのが玉に瑕です。

また、素の性能のままでは連射速度が少し遅いので、「マズルブースター」や「速射バレル」などを装備して連射速度を上げる事をオススメします。

AK-47

フルオートのアサルトライフルで、前述のACR 6.8と比べると若干反動が大きいですがその分威力に優れています。

遠距離戦は辛いですが、中距離以内の戦闘であれば火力の高さを活かして素早く敵を倒す事が出来ます。

MP7

フルオートのサブマシンガンで、制御しやすい反動と高い火力が特徴です。

サブマシンガンの中では基本的な性能が高く、「クロームコート」の様な射程距離を伸ばすアタッチメントをつければ近距離戦だけでなく中距離戦もある程度こなせます。

アイアンサイトが見やすいので、ドットサイトをつけなくても良い分他のアタッチメントを載せれるのも強みです。

MK 20 SSR

セミオートのマークスマンライフルで、最低2発キルが可能な高い威力を持っています。

マークスマンライフルらしく中距離戦や遠距離戦で活躍しやすいだけでなく、近距離戦でも慣れれば最低2発キルの強みを活かして凸気味に戦えます。

手足に当ててしまうと3発キルとなりTTKがかなり落ちてしまいますが、威力を増加するアタッチメントである「ヘビーバレル」をつけることで2発キル可能な部位を広げる事が可能です。

TAC-50

当てれば殆どの場合でワンパンになるスナイパーライフルで、もう一つのスナイパーライフルであるM44と比べて若干覗き込みが遅いですが、その分威力やリロード速度などの面で優れた性能となっています。

「軽量バレル」や「クイックドロー」などのアタッチメントでエイム速度を上げれば近距離の敵にも対応しやすくなり、凸スナ気味に使うことも可能です。

オススメの勢力

リベルタード

現状では唯一自分や味方の体力回復スキルを持つ勢力で、装置からガスを発生させて瞬時に減少した体力を回復させる事が出来ます。

本作は敵からダメージを受けても一定時間が経過すれば自動回復しますが、その自動回復の開始時間が結構長い為、基本的にダメージを受けると完全に回復しきるまでの間に敵に出会って倒される事が多いです。

しかし、リベルタードであればすぐに体力を回復させて次の敵と戦う事ができるので、複数の敵との連戦が発生しやすい本作のオブジェクトルールでは無類の耐久力と強さ持つ勢力となっています。

特に足元に通常スキルと体力の最大値が200まで増加するウルトを組み合わせることで、複数の敵に撃たれても倒されない程の耐久力を得ることが可能で、オブジェクトを奪取する時や防衛する時に非常に便利です。

ファントムズ

パッシブスキルで体力の最大値が20増加し、アクティブスキルではバリアを展開する事が可能な防御力に優れた勢力です。

バリアは普通の武器ではワンマガジンを撃ち切ってやっと破壊できる程の耐久力を持ち、更に自分を含めた自チームの攻撃は通す為、敵の攻撃から自分や味方を守りつつ一方的に敵を攻撃する事が可能です。

体力の最大値が増えている事により敵よりも1発分攻撃に耐えられるので撃ち合いにも勝ちやすく、初心者にオススメの勢力だと思います。

デッドセック

 

前述したリベルタードやファントムズの様な防御力に優れたスキルは持っていないものの、自動で敵を察知して取り付き一定時間無力化する効果を持つ「スパイダーボット」という特殊なスキルを使用できます。

スパイダーボットはほぼ確実に当たるスタングレネードの様な物で、結構長い時間敵を無力化してくれる為、これを使えば初心者でも簡単に敵を倒すことが出来ると思います。

現状では唯一ウルトの効果で敵のウルトやスキルを使用不可に出来る勢力でもあり、スパイダーボットと合わせてチームに複数人いると常に敵の行動を妨害し続ける事も可能です。

パッシブスキルでグレネードの様な投げ物を自動で補充出来るのも地味に便利で、投げ物が有効なオキュパイやエスコートなどのルールでは更に活躍する事が出来るでしょう。

良いと感じた部分

基本プレイが無料

本作は基本プレイが無料なので、バトルパスで貰える武器スキンを獲得したりデッドセックを素早く開放する事に興味が無ければずっと無料で遊ぶことが出来ました。

爆破ルール系やバトロワ系の作品が多い無料FPSゲームの中において、本作の様なCoD風のカジュアル系FPSは数が少ないので、前述した通りCoD系の作品を無料で遊びたいという方にとっては非常に適した作品だと思います。

ただ、現状では普通にプレイする分には課金する必要が殆ど無く、この状態が長く続くと運営もサーバーや開発の費用を回収する事が出来なくなると思われますので、いつか他の基本プレイ無料のFPS作品と同じ様に強い武器を課金コンテンツとして実装する可能性はあります。

個人的には、できれば今後も課金要素は基本的にスキンのみに絞ってもらいたいですね。

極端に酷い構造のマップが無い(現状では)

こうした対戦FPSゲームでは、クソマップと呼ばれる様な広すぎたり片方の陣営が有利過ぎたりするマップが1つはあるものですが、あくまで現状では本作にはそうしたマップは無い様に思いました。

強いて言うなら「メーデー」という名前のマップはそれ以外のマップと比較して開けている場所が多めなので嫌いな人も割と居る印象ですが、そのマップで遊ぶことが極端に苦痛で、マップ投票の選択肢に出てきた瞬間にロビーからプレイヤーが大量に抜けて部屋が崩壊する程に酷いマップは存在しませんでした。

対戦FPSのマップはゲームの面白さにかなり影響を及ぼす要素なので、極端なクソマップが存在せずどのマップで遊んでも最低限の面白さが保たれている点はプレイしていて素直に嬉しかったです。

武器のカスタマイズが可能

無料FPSゲームは武器の種類は豊富でも、それらに様々なアタッチメントをつけてカスタマイズする事は出来ない作品も多いですが、本作は無料ゲームにしては珍しくCoDやBFなどの大作FPSにも劣らない武器のカスタマイズ要素が存在します。

銃に様々なサイトやマズル、バレルやストックといったアタッチメントを装備し、各々のプレイヤーが好きな性能にカスタマイズする事が出来る為、武器の弱い部分をアタッチメントで補ったり、逆に強い部分を更に強化するなど、CoDやBFと同じ様に武器の性能を試行錯誤して遊ぶ事が可能になっています。

通常プレイではSBMMが無い

本作ではCoDで取り入れられているSBMMというチーム間のバランス調整システムが、ランクマッチ以外では存在しません。

その為、連勝したり高いスコアを出しているプレイヤーを多数の初心者がいるチームに混ぜて、ほぼ単独の力で勝利する事を強いる様なチーム分けはありません。

これのお陰で、強いプレイヤーの場合はCoDと比べてかなり勝ちやすくなっていますし、マッチングの速度も各プレイヤーの強さを考慮しない分だけ早くなっています。

しかし、SBMMが無いだけでチームバランスに配慮しているわけではないので一方的な試合が無くなるわけではなく、普通にダブルスコア以上の大差がつく試合も多かったです。

昔のSBMMが存在しなかった頃のCoD様にサクサクとマッチングするのは快適ではありますが、FPSゲームが初心者の方にとってはこの部分は悪い点と言えるかも知れませんね。

キャラコンが出来る

リアル系以外のFPSゲームでは大なり小なりスライディングジャンプや壁蹴りなど、素早い動きで敵の狙いを逸らす所謂キャラコンが出来る作品が多いですが、最近のCoDがそうである様にCoD風の作品である本作でもキャラコンが可能になっています。

本作の銃はプレイヤーが動いても構えてさえいれば殆どブレずに弾が飛んでいく仕様になっているので、左右に移動するレレレ撃ちと飛ぶ際に少しだけ素早く動けるジャンプを組み合わせたキャラコンが撃ち合いで強く、システムに慣れていると思われるプレイヤーは殆どの人が戦場では跳ね回っていました。

キャラコンがある事で敵に先手を取られたとしても敵の攻撃を避けて反撃する事が可能になり、先手必勝のリアル系の撃ち合いとはまた異なるアグレッシブな戦闘を楽しむ事が出来ました。

悪いと感じた部分

武器レベルの増加スピードが非常に遅い

本作は武器レベルの概念が存在しており、武器で敵を倒したりアシストを獲得する事で経験値を溜めて武器レベルを上げる事が出来るのですが、1試合で獲得できる武器レベルの経験値が非常に少なく、武器レベルの増加スピードが非常に遅いです。

そして本作では武器に装着できるアタッチメントが武器レベルに応じて開放されていくシステムを採用している為、武器を使い始めてからしばらくの間はその武器の本来の性能を発揮する事ができません。

これは本作が基本プレイ無料という事もあり、すぐにアタッチメントを開放されてプレイヤーのやる事が無くなってしまいゲームから離れられると困る、という事情もあると思いますのである程度は仕方ない部分ではありますが、本作の武器はアタッチメントの有無で結構な性能差が出てくるので、今後入ってくる新規プレイヤーは既にアタッチメント満載の武器を使う既存プレイヤーとの撃ち合いで結構辛い思いをすると思われます。

例を挙げると、武器レベル14で開放されるマズルの「マズルブースター」、武器レベル25で開放されるバレルの「ヘビー」、レベル39で開放されるバレルの「速射」、などの連射速度や威力を上げてTTKを短縮できるアタッチメントや、武器レベル11と40で開放されるマガジンの「クイックマガジン」「ファストマガジン」の様なリロード時間を短縮できるアタッチメントが、敵の体力が多くリロードが頻繁に必要な本作では非常に強力で、これらがあるのと無いのとでは雲泥の差とまでは言いませんが、それでも撃ち勝てる確率や連戦の楽さにかなりの割と無視できないぐらいの差が出てきます。

これは本作が基本プレイ無料である限り恐らく改善される事は無いと思いますが、本作はサービス開始直後に獲得できる武器経験値が2倍になる期間を設けていた為、今後も新規プレイヤーが入るタイミングで同様の事を行って、ある程度は新規プレイヤーと既存プレイヤーの武器レベル格差を埋めようとしてくれるかもしれません。

一部のスキルやウルトが撃ち合いをほぼ拒否できる

撃ち合いが楽しい本作ではありますが、スキルやウルトがその撃ち合いを拒否できる性能になっている点が気になりました。

例えば、前述したファントムズのバリアは展開したプレイヤーのチームの弾しか通らなくなる為、バリアが展開されるタイミングや状況によってはどうやっても撃ち合いで勝てない場面が出てきますし、同じく前述したデッドセックが使用できるスパイダーボットによる拘束も、敵との撃ち合いを拒否して一方的に相手を倒す事が出来る性能を持っています。

特にファントムズやリベルタードはウルトが非常に強力で、これを発動すればウルトの効果が切れるまでの間はほぼ無敵と言っても良い状態になる為、撃ち合いが重要な要素である筈のFPSゲームとしてこれは少しどうなのかなと感じる部分もありました。

デッドセックのスキルやウルト、EMPグレネードなどの手段を用いれば敵のスキルやウルトを無力化できる為、対抗手段もちゃんと用意されてはいるのですが、それを考慮しても現状の一部スキルやウルトの性能は少し性能が高すぎる印象を受けました。

恐らく今後のアップデートで何らかのバランス調整が行われるとは思いますので、強すぎる訳では無いけれど存在感も無くならない様な、良い塩梅の性能にしてもらいたいですね。

投げ物が強すぎる

本作には現在のCoDの様な爆発ダメージや状態異常効果を軽減するパークや、トロフィーシステムの様な投げ物を迎撃して無力化するような武器が今の所実装されていない為、グレネード系の爆発ダメージやフラッシュバンによる状態異常などについては対抗手段が頑張って避けるぐらいしかありません。

グレネード系はモロに喰らえば体力フルの状態でも普通に即死しますし、フラッシュバンは視界が一定時間奪われるだけでなく移動速度も遅くなるなど、そもそも投げ物の性能自体も高めなのですが、特に凶悪なのが設置できる地雷のセンサーマインで、こちらは他作品の地雷系武器の様な特殊な音を発していたり赤く点滅したりといった事も無く非常に目立たない上に効果範囲もかなり広い為、引っかかるプレイヤーがだいぶ多かった様に思います。

そもそも本作はオブジェクトルールが基本という事もあってオブジェクトの支配権の奪い合いが重要なゲームなのですが、投げ物が強すぎる事で意識の高い敵と当たると拠点に大量に爆発物が放り込まれ、殆ど立ち回りに関係なくオブジェクトを奪われやすい様に感じましたし、撃ち合いに関係なく急に飛んできた投げ物や目立たない地雷で即死するというのは、ゲームとしてあまり良い体験とは思えませんでした。

今後は爆発ダメージを軽減できる勢力が登場するかもしれませんので、将来的にはこの問題は解決しそうではありますが、少なくとも正式サービス開始直後の環境では投げ物のバランスは少しいびつに思えました。

味方に当たり判定があり引っかかる

FPSやTPSの作品では味方に当たり判定が無い物もありますが、本作では全てのプレイヤーキャラに当たり判定が存在しており、基本的に動いている側ではなく動いていない側の当たり判定が優先される仕様になっていました。

そのため、狭い通路や入口で味方が立ち止まると引っかかって前に進めない、投げ物が味方に当たって想定した場所に投擲できない、壁に隠れたい時に壁の方向に味方がいる場合はブロックされて壁に隠れられずにやられる、といった場面がありました。

マップがそれほど広くない為に出入り口や通路や階段なども幅が狭く作られている上に、キャラコンを多用するゲーム性になっている本作では、味方に引っかかってしまう場面が多い様に感じましたので、できれば当たり判定は無くした方が良いのではないかなと感じます。

当たり判定に若干のラグを感じる

本作では稀に完全に壁に隠れたのに敵に攻撃を受けて倒されたり、移動中の敵を撃った際にど真ん中以外は攻撃が当たった事にならないなど、当たり判定にラグを感じる事がありました。

FPSでは海外サーバーなどに接続して自身のPingが高くなっている場合にはこうした事も起きるゲームではありますが、本作のラグはPingが40以下の様な大きなラグをまず感じる事はないような状況でも発生していた為、プログラム自体に何らかの問題がある様です。

公式のXアカウントでもこの問題は認識しており現在は改善作業中との発表があった為、今後のアプデで修正されるかもしれません。

SR(TAC-50)の性能

現在CoD最新作であるMW3でも度々猛威を振るい話題になる事もあるSG(ショットガン)とSR(スナイパーライフル)の所謂ワンパン武器ですが、本作XdefiantではSGはともかくSRのTAC-50は覗き込みが少し遅いものの威力が非常に高いので、敵に当てさえすればワンパン出来る場合が多くかなり強めに調整されています。

SRは体力が120になるパッシブスキルを持った勢力でプレイすれば当たりどころによってはワンパンを回避出来たり、バリアを設置するスキルを使う事で一応対策は可能です。

しかし、キャラクターの動きがそれほど素早くない上に体力が多く、通常の武器では倒し切るまでにある程度の時間が必要になる本作では、ほぼ距離に関係なくワンパンで相手を倒せる上に、先に攻撃を当てられていても倒しきられる前に1発当てれば返り討ちに出来てしまうSRは少し理不尽な性能に感じる部分があり、個人的には敵に撃たれた際や移動している状態では大幅に射撃精度が悪化したり、覗き込み速度の減少やワンパン出来る距離や部位を減らす方向での再調整など、何らかの弱体化をした方が良いのではないかなと感じました。

やはり体力の多いFPS作品では、こうした一瞬で敵を倒せてしまう高火力武器のバランスがどうしても悪くなりがちの様に思います。

今後流行るかは少し微妙かも

何度も延期を重ねながらも満を持して登場したCoD風のFPSゲームである本作は、実際にプレイした感触も悪くありませんでしたし、基本無料で遊べるFPSゲームとしてはかなりクオリティの高い作品であると思います。

ただ、前述した様な課金する必要が殆ど無い事で安定したサービスの継続が不安な部分や、恐らく本作とかなり客層が被っていると思われるCoDシリーズの最新作であるCoD:BO6が発売初日からXbox Game Passで配信される事が既に発表されている事などもあり、本作のCoD風かつ基本プレイ無料という強みがCoD:BO6の登場で霞みそうな予感もする為、今後も流行り続けてApexやVALORANTの様に一定の人口が維持し続けられるかは少し微妙かもしれません。

現に過去にもCoD風かつ基本プレイ無料のIronSightという作品がありましたが、現在ではかなり人口が減って過疎状態に陥っており、基本プレイ無料の作品は運営が難しい事が伺えます。

個人的に本作は非常に面白いゲームでしたので、できれば今後も十分遊べる程の人口は維持して貰いたいので、今後も魅力的なアップデートを入れて面白いゲームにしていって欲しいです。

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