【雑記】ネクソンが開発した近接殴り合い対戦ゲーム「Warhaven」感想

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今回はSteamで遊べる基本無料TPSゲーム「Warhaven」を10時間程度遊んでみた感想です。

ニッチな需要のある殴り合いゲーム

本作「Warhaven」は2つのチームに分かれて勝敗を競う対戦ゲームで、戦闘では基本的に剣や槍の様な近接武器が用いられます。

こうした近接武器を使って戦う様な作品は「メレーアクション」と呼ばれ、一般的な銃を用いて戦うFPSやTPSと比べるとそれほどメジャーなジャンルではありませんが、昔から一定の需要がありこれまでもChivalryやFor Honor、最近ではWarlanderの様に定期的に供給のあるジャンルとなっています。

このジャンルのゲームは個人的には面白いと思うのですが、Warlanderがそうであった様にしばらくするとプレイ人口が減少する傾向にあり、サービス開始直後のタイミングを逃すと過疎でまともに遊べない事もある少し残念なジャンルです。

その為、今回は人が居るサービス開始直後に十分遊んでみましたので、その感想を書いていきたいと思います。

メレーアクションらしい爽快感や読み合いの楽しさはしっかり感じられる

個人的にメレーアクションの売りはTPSやFPSの様な銃を使った戦闘とは異なり、敵を殴り倒す独特な爽快感や、格ゲーの様な近距離戦での読み合いにあると思っているのですが、本作は老舗ゲーム企業であるネクソンが開発に関わっているだけあって、そういったメレーアクションの基本要素はゲームプレイを通して十分体験できる作りになっていると思いました。

また、敵の攻撃を連続で防御できる回数が決まっている事や、回避行動のステップに長めのクールタイムが設定されている為、どんなに強いプレイヤーでも多人数に囲まれると為す術もなく倒されてしまうシステムになっているので、初心者でも味方と一緒に行動する事で敵を倒しやすく、上級者が一方的に無双しがちなメレーアクションジャンル作品の中では比較的初心者に優しい作品であるように感じます。

また、本作には1ゲームで1回だけ使用できる英雄召喚というシステムがあり、これを使用すると通常クラスよりも格段に性能の高い英雄クラスを一定時間使用できる為、初心者でも英雄クラスになれば容易に連続キルが可能です。

殴り合いだけでなく戦略も重要

本作のマップはチームデスマッチ以外では制圧できる拠点が存在しており、特定の拠点を制圧するとそこからのリスポンや空爆要請などが可能になる為、ゲームを有利に進める事が出来ます。

特に砲台が設置されている拠点は重要で、ここを敵に取られていると拠点が常に爆撃されて確保するのが非常に難しくなってしまいます。

そのため拠点を確保するにはまず砲台拠点を抑える必要があるなど、目の前の敵と戦うだけでなく、状況を見てまずどの拠点を優先して確保すれば良いのかを考慮する立ち回りも求められます。

各クラスのバランスはある程度取れている印象

このゲームではそれぞれで武器・スキル・攻撃力・体力などが異なる6つのクラスがあり、プレイヤーはその中から使いたいクラスを自由に選んで戦う事が出来ます。

こうした対戦ゲームではどうしてもどれか一つは突出した性能を持つ所謂強キャラであったり強武器が生まれてしまいますが、現環境では若干槍使いであるスパイクとアサシンであるハッシュが基本クラスの中ではやや強いかなと感じる部分はあるものの、どちらも他のクラスとの相性や体力が低いなどの弱みがある為、サービス初期の環境にしては程良いバランスが保たれている様に思われました。

本作は基本殆どのクラスでどのクラスとも十分まともに戦う事ができるので、戦場が特定のクラスで埋め尽くされる、という様な事はありませんでした。

ただ唯一の回復スキルが使えるスモークは逃げ性能は高い一方で攻撃性能が極端に低く、更に回復スキルの性能も微妙という事で、このクラスは強化が入らなければ多い方が負ける確率が高まるクラスである様に感じましたね。

飛び道具は全体的にちょっと強すぎる感

メレーアクションジャンルの対戦ゲームではよほど硬派なものでない限り、何らかの飛び道具が使える作品が多いです。

本作もその例に漏れず、飛び道具として英雄クラスのスキルと、マップに設置されているバリスタや大砲などが存在します。

前者の英雄クラスのスキルは使用されれば非常に強力な一方で短時間しか使えない上に、実際に攻撃を放つまでにチャージが必要で接近すれば容易く対処できる事もあり、ちょうどよいバランスだと思います。

問題なのは後者のマップに設置されているバリスタや大砲などで、これらの性能は少し高すぎる様に感じました。

こちらはどれも短時間のリロード時間はありますがチャージ無しで即座に発射可能で尚且つ当たり判定が大きいので避ける事が難しく、またダメージも大きいので直撃すると致命傷を負ってしまいます。

メレーアクションの飛び道具はメレーアクションの売りである読み合いや立ち回りなどを半ば放棄した攻撃ですので、それが強すぎる今の環境は個人的にちょっと微妙に感じますね。

一応回復要員クラスであるスモークを使えば、敵の砲弾をスキルで弾き返す事ができるのですが、スモーク自体の性能が低くあまり使う人が居ない為、現状は砲弾の対処法はほぼ機能していない状態である事も、飛び道具が強すぎると感じる一因だと思います。

できればリロード時間をもう少し長くするなどして、飛び道具が戦場に与える影響を減らしてもらいたいですね。

まとめ

少し不満点はありますが全体としては面白さの方が勝っており、今のところ課金で急激に強くなる様なPay to win要素も無く、非常に出来が良いゲームであると感じました。

ただ前述の通りメレーアクションジャンルの作品はすぐに人が居なくなってしまう傾向にある為、遊びたい方は是非人がまだいる間にプレイしてみて下さい。

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