
今回はBALL x PITの1周目をクリアしましたのでその感想を書いていきたいと思います。
概要
本作は見下ろし型の2Dアクションゲームで、ブロック崩しにヴァンサバ系ローグライク特有のリプレイ性や強化項目の開放などの要素を融合させた様な内容になっています。

プレイヤーは複数のキャラクターで複数のダンジョンに挑み、敵を倒しつつ最下層を目指すというのが大きな流れですが、キャラクターのステータス強化や特殊効果の開放には資源を集めて特定の建物を作る事で行うというシムシティの様な街作り要素も取り入れられているなど、単純なローグライク系とは一味違う面もあるユニークな作品です。
本作では一般的なブロック崩しゲームと同じ様に自分が放ったボールで障害物となる敵を排除していくのですが、通常のブロック崩しと異なる部分として、レベルアップによってアイテムを取得し、進化や融合でそれらを強化出来る点や、敵が上から下に徐々に進行し、一番下まで来るとプレイヤーに体当たりしてきてダメージを与えてくるという点、基本的にボールは発射する弾であり、通常のブロック崩しの様に一番下に落ちてもプレイヤーの基に戻って来るだけでミスには繋がらない点などがあります。
その為、本作はゼビウスの様な縦スクロールシューティングの様な面も持っていますが、ボールはブロック崩しゲームと同様に壁や敵に当たると反射する為、一般的な縦スクロールシューティングともまた異なっており、様々なジャンルを融合させたゲーム性となっております。
また、本作には多数のキャラクターが存在し、ボールの連射速度が上がったり、ボールが敵を貫通する様になるなど、それぞれが異なる特性を持っています。

こうしたキャラクターやアイテムを駆使し、ダンジョンの中ボス2体とボス1体を倒せばダンジョンクリアとなります。
悪いと思った部分
拠点作り要素が少し面倒に感じる
本作はキャラクターの開放やステータスの強化を行う為には拠点に専用の建築物を作る必要があるのですが、この部分が少し面倒に感じました。
建築物はシムシティの様に作る場所を決めたらあとは放置しておけば良いというものではなく、ピンボールの様に拠点の住人を建設予定地に跳ね返らせる事で建設ゲージを貯め、最大まで貯めると建築物が完成する、という仕様になっています。

本作の特徴であるピンボール要素を取り入れたこのシステムはユニークではあるのですが、どんな建築物を作る際にも毎回この作業が必要なので、すぐにキャラを開放したかったりステータスを強化したい場合は少し面倒に感じてしまいました。
一応特定の建築物に住人を跳ね返らせる事によって物資を入手できると言ったメリットもあるのですが、拠点でそうした行為をせずともダンジョンで戦闘を行えばそれなりの物資が手に入るので、こうしたメリットも影が薄い様に思いました。
特定のキャラクターの組み合わせができない
ゲームを進めていくとキャラクターを1人ではなく2人まで選び、2キャラクター分の特性を使ってダンジョン攻略を行う事ができるようになるのですが、バランス調整の為なのか特定のキャラクター同士ではこの組み合わせが出来ない場合がある点に不満を感じました。

こうした作品ではビルドの自由度の高さが面白さに繋がると思いますので、できれば全てのキャラクター同士での組み合わせを可能として欲しかったです。
やや単調気味になってしまう
本作は難しい操作がほぼ不要でシンプルな面が良い点ではあるのですが、やる事がシンプル過ぎる分、逆にゲームに慣れてくると少し作業感を感じる時がありました。
特にレベルがほぼ上がりきってもう敵に倒される事はまず無い様な状況になると、あとは残りの敵を殲滅していくだけになってしまいますので、こうした状況になった場合でもゲームを楽しめる様な何らかのご褒美要素があると尚良かったかなと思います。
良いと思った部分
大量の敵をなぎ倒す爽快感
大量のボールを跳ね返らせて多くの敵を攻撃し、ブロック崩しの様になぎ倒していく爽快感は普通の無双系やヴァンサバライク系の作品とはまた違った楽しさがありました。
また、こうした作品では自分の攻撃で画面がゴチャついて敵の攻撃が見えにくくなるという事がありますが、本作ではしっかりと敵の位置や攻撃はエフェクトで埋もれない様に配慮されており、不要なストレスを感じさせない作りになっていた点も好印象でした。

様々な特性を持つキャラクターでの攻略
本作に登場するキャラクターは発射するボールが増えたり、ボールの軌道を通常とは異なるものにしたり、ステータスダメージのみを強化するなどの特徴的な特性を持っており、どのキャラを使っても新たな攻略の楽しさを感じられる様になっていた点が良かったです。

ゲームを進めていくと2人のキャラクターを同時に使える事で更にできることの幅が広がり、様々な組み合わせを試していけるのでリプレイ性も高く何時間でも遊ぶ事ができました。

このキャラを2人同時に使えるという点は本作の特にユニークで面白い点だと思いました。
最終的に誰でもクリア出来る様になっているシステム
本作は敵が結構硬く、しかも次から次へと大量に出てくる為、ゲームをプレイして最初のうちは敵を処理しきれずに押し負けてしまう事が何度かあり、アイテムの取得の仕方やボールの進化などを考慮しないと簡単にはクリア出来ない程度には難易度が高いゲームになっています。
ですが個々のキャラクターにはレベルの概念があり、ステージを遊ぶ事に少しずつレベルが上っていく事で攻撃力やボールの移動速度などが強化されていく為、最終的には上がった火力で誰でもクリアする事ができるようになっています。

この点はプレイヤーの技術の介入余地が減る為、人によっては好ましくない要素かもしれませんが、レベル上げにはそれなりに時間が掛かってすぐにヌルゲー化するという事はありませんし、個人的には良い要素に思いました。
まとめ
ストーリー ☆☆☆
こうした作品のストーリーはどの作品でもあってない様な物ではありますが、オープニングやエンディングではムービーも用意されており、最低限度のゲームの目的は説明されております。
各キャラにも一応の背景は存在しますが、そこまで深堀りされている印象は受けずあくまでもキャラ付けとして用意されたものの様に感じました。
アクション ☆☆☆☆
ブロック崩しの様に大量の敵をなぎ倒す爽快感はとても楽しく、それでいて敵の処理の仕方や攻撃の避け方などもちゃんと考えなければならないアクション性や、ローグライクらしく様々なビルドによるリプレイ性の高さもありました。
一定時間ごとにボス戦がある事でゲームの進行に変化がある点も好印象です。
キャラが成長しすぎてしまうと敵を簡単に殲滅できるようになってしまい、やや単調に感じる時もありましたが、基本的なシステムはとても完成度が高く、多くの人が楽しめる様に作られていると思います。
音楽 ☆☆☆☆
しっかりと印象に残るBGMが使用されており、それでいて単調ではない為にゲームを遊んでいる最中でも耳障りになるという事もありませんでした。
効果音も敵を倒す爽快感を更に向上される様なものが使用されており、ゲーム体験をより良いものにしていくれている様に感じます。
品質 ☆☆☆☆
キャラや敵のグラフィック、特殊なボールのデザインなどはどれも良く出来ており、特に敵のデザインはどの敵が何をして来るのかが見た目で分かる様になっている為、遊んでいて不要なストレスを感じる事がほぼありませんでした。
ゲームの進行を妨げる様な大きなバグも無く、全体的な品質は高いレベルになっている様に思います。
総評75/100
あまり難しいことを考える必要も無く簡単に遊べてリプレイ性も高く、多くの人が無難に長く楽しめる作品だと思います。
開発によると今後もアップデートなどで新たな要素が追加されていく予定との事ですので、また新たな遊び方ができる新キャラや新アイテムなどに期待したいですね。


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