最近大規模なバランス調整が行われたガンダムオンラインですが、今回はそのバランス調整が行われた日と同日の4月24日に実装された新機体であるバンシィ・ノルンの感想を書きたいと思います。
ユニコーン以上Hi-ν未満
現環境最高コストかつ強襲機体という、今までのガンダムオンラインで強かった機体の条件がどちらも揃っていますので、発表された時にはかなり期待値が高かったのですが、いざ実際に使ってみますと、特に弱いという事は決して無いのですが当初想像していたHi-νガンダムを超えるような性能ではありませんでした。
ですが、Hi-νガンダムが実装される以前の環境で連邦の最強機体として扱われていたユニコーンガンダムよりは強く、ジオンのナイチンゲールに対してもHi-νガンダム程ではありませんが対等に戦うことが出来ます。
武装はユニコーンガンダムが持っている物よりも射程が短い代わりに、その威力と集弾が強化されたビームマグナムや、そこそこの威力のビーム弾を4連射するリボルビング・ランチャー、ロックと連射力が優れた60mm頭部バルカンなど、どれも当て易く使い勝手の良い武装なので、射撃戦では十分な性能を発揮してくれます。
任意のタイミングでFキーを押すことで使用できるNT-Dは、一定時間機体のアーマーの最大値上昇、防御力と攻撃力の強化というシンプルながらも確実に機体性能が向上する物になっており、発動中はコンテナが運べなくなったり緊急帰投が出来なくなるなどのデメリットはあるものの、戦闘面では大いに役立つ能力となっております。
普通に転倒する
ただこのようなそれほど悪く無い性能があっても、今尚この機体がHi-νガンダムに追いつけない理由の一つには転倒耐性の有無の差があります。
Hi-νガンダムは転倒耐性がある事によって、普通の機体では空中転倒してしまうような攻撃を受けても一瞬怯むだけで済み、これは強引な本拠点凸は勿論の事、戦闘面においてもある程度の無理な運用が出来る要因でもあるのですが、バンシィ・ノルンはこの転倒耐性が無い為、少しでも無理に前に出たり、敵の集中攻撃を受けたりするとそのまま転倒して撃破されてしまう事が割と良くあります。
ナイチンゲールと射程距離が若干被っている
ナイチンゲールが最大火力を出せるメガビームライフルの射程距離が大体440程度なのに対して、バンシィ・ノルンの武器の射程距離が大体520程度なので、数値だけ見るとナイチンゲールの射程外から一方的に攻撃出来るようにも思えますが、実際の戦闘ですと地形や移動速度の関係上そうもいかず、ナイチンゲールが最大火力を出せる危険な距離で戦うハメになる事が多いです。
バンシィ・ノルンの側はメガビームライフルが運悪く連続ヒットすると空中転倒するリスクがある上、DPSにも差がありますのでナイチンゲールとの真正面からの撃ち合いは結構辛い所があります。
だからといってナイチンゲールに勝てないという訳ではありませんが、ハイニューガンダムに比べて楽に倒せるかと言われると、残念ながらそうでも無いと言う印象です。
ゲロビは金図限定
面白い武装としては所謂ゲロビと呼ばれる威力の高い極太のビームを照射するメガ・キャノンがありますが、この武装は金設計図でしか使えない様になっています。
上手く当てれば体力MAXのナイチンゲールを一瞬で瀕死に追い込める凶悪な武装なのですが、障害物の多いマップでは真価を発揮出来ず、動き回る敵を狙い続ける必要があるので使うにはある程度の慣れが必要です。
N型はジオンのガーベラ・テトラが持っているゲロビと同じ威力ですが、こちらは内蔵型ですので持ち替え時間が発生せず、マガジン弾数もガーベラ・テトラの物よりも2発多く、射程距離もこちらの方が長いので、ガーベラ・テトラのゲロビを当てることが出来る方であれば使いこなすのにそれほど苦労はしないと思います。
今後の調整に期待
正直決して弱くは無く、寧ろちゃんとナイチンゲールと戦う事が出来る一線級の機体ではあるのですが、如何せんHi-νの存在があるので、そちらと比べてしまうと少しバンシィ・ノルンの方が劣っている感が否めません。
新機体であるバンシィ・ノルンがHi-νを超えるぶっ壊れ機体になっていないのは、運営のバランス調整が上手く出来た証拠と言えなくも無いですが、Hi-νが沼落ちしてしまった今、運営は新たな稼ぎ頭として今BOXガチャになっている他の機体を強化すると思われますので、その時にバンシィ・ノルンが強化される事を期待したいと思います。
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