今回はEXイベントガチャの景品としてジオン側で取得できる機体、高機動型ザクⅡ 3S仕様[THE ORIGIN]の感想を書きたいと思います。
至近距離戦向きの260コスト機体
EXイベントガチャの連邦側の景品であるガンダムFSD[GOR]と同様、その機体性能は他の260コスト機体の平均値と比べて少し高めに設定されており、特にブースト容量は1280と、同じジオンの260コスト機体であるヅダの1000と比べて280も高く、更には盾が無い事と、軽めの武装が多い事から積載による足回りへのボーナスが付く為、強化次第では予想以上の快適な移動性能を実現してくれます。
武装は中距離の敵を牽制するマシンガン、格闘武装であるジャイアント・ヒート・ホーク、投擲して使用する着発式クラッカーを持っており、近距離から中距離での戦闘を想定した物となっていますが、マシンガン、着発式クラッカーは共に現環境では威力不足が否めず、この機体でまともに戦闘を行おうとすれば、ジャイアント・ヒート・ホークに頼らざるを得ない為、実際に戦場で使う際には格闘機体としての立ち回りが求められるでしょう。
特殊モジュール「加速(黒い三連星)」
この機体はアクションキーの長押しによって発動することが出来る、特殊モジュール「加速(黒い三連星)」を装備しています。
発動すれば機体が紫色のオーラに包まれ、10秒間だけ
・基本最高速度が30%上昇
・移動時のブースト消費量15%減少
・格闘のダメージ15%上昇
・D格のブースト消費量15%減少、
・格闘攻撃ヒット時に硬直時間を75%軽減
・ダウンゲージへの被ダメージを25%軽減
などのボーナスが付与される事により、260コストの機体でありながらも、380コスト機体のジ・Oの様な爆発的な火力とスピードを持った格闘機体として運用することが可能になります。
狭い場所、敵が密集する場所などを狙って上手く発動する事ができれば、短時間で大きな損害を与える事が可能であり、時にはその足の速さを活かして凸機体として運用することも出来る点も考えれば、260コストが持てる特殊モジュールとしては破格の性能であると言えます。
所持している格闘武器であるジャイアント・ヒート・ホークはリーチが長く、発生や範囲、またその威力も優秀である為、ハイニューガンダムの様な装甲の厚い敵が相手であっても、モジュール発動時であれば十分なダメージを与え、撃破を取ることも可能です。
生存率に難あり
特殊モジュール「加速(黒い三連星)」の効果時間が終了すると、この機体は強制的に通常の1.33倍の冷却時間が必要となる重度のオーバーヒート状態になり、一定の間ブースト移動を行えなくなってしまいます。
敵陣に突撃することが求められるこの機体は、モジュールの効果時間が10秒と短い事もあって、突撃してから敵を倒して安全地帯まで帰ってくる事が難しく、大抵の場合は敵陣のど真ん中でモジュールの効果切れによるオーバーヒート状態になり、そのまま撃破されてしまう事が多いです。
この機体は260コストという低コスト帯の機体なので、撃破されたとしても再使用が可能になるまでの時間はそれほど長くは掛かりませんが、もしラーメンタイムが気になる方はこの機体をデッキに数機入れておき、何度でも特攻を繰り返す所謂ゾンビアタック戦術を用いると良いでしょう。
総評
上手く特攻が決まれば凄く気持ちよく慣れる機体です。
6月のバランス調整では、ジ・O、GAA、ギャンクリーガーなどの強力な格闘攻撃を行える機体達が軒並み弱体化を喰らう予定なので、その後の環境ではこの機体が格闘機体の上位陣に入れる可能性は高く、今のうちにゾンビアタック用として2機程度は集めておくと良いかと思われます。
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