ガンダムオンラインに新しく追加された機体であるシナンジュ・スタイン。
しばらく使ってみたのですが、どうも全体的に微妙な機体という評価になってしまいました。
その理由は続きに書きます。
また、使用動画もありますので、よければ御覧ください。
兎に角射程が短い
まず圧倒的な理由がこれです。兎に角射程が短すぎて敵に近寄る必要があるので立ち回りのリスクが大きすぎます。
大体ヘッドバルカンがフルヒットするぐらいの距離まで近寄らなければいけないので、敵の攻撃はほぼ当たりますし、それでいてこちら側の攻撃もZガンダムのハイメガコンボを少し簡単に出来る程度でそこまで強力ではありませんから、リスクとリターンが見合っていない機体に思います。
おデブかつ低機動力かつ微妙な装甲
アーマーもフル強化で3278と、380というコストに対しては少し心許ない数値。
ユニコーンのビームマグナムが雨のように飛んでくる将官戦場では尚更このアーマーの低さが即死する確率に直結しますので、近寄らなければいけないというこの機体のコンセプト上、アーマーが低いのは致命的です。
また、敵に近寄る際、若しくは攻撃した後に離脱する際に重要になる機体の機動力もお世辞にも高いとは言えず、最高速度はフル強化で1374とまずまずの速さではありますが、ブーストチャージやブースト容量の低さに加えて、やはりこの機体が巨体であるということもあり、他の機体のように敵の攻撃を回避しながらうまく近寄ったり逃げたりという事がやり辛いと感じました。
シールドは1520とそこそこの硬さはありますが、武器の性質上盾を活かせる場面が少なく、気付いたら破壊されていると言った程度の性能でした。
行動阻害無効化
シナンジュ・スタインはスタン、ネット、炎上などの行動に関する状態異常を全て無効化するサイコ・フレームという固有モジュールを持っているため、現在戦場で多く見かけるクロスボーンガンダムやジェガン(高機動仕様)のネットグレネードなどを無効化することが出来ます。
その為、これらの攻撃で動けなくなってそのまま死亡するということは無いのですが、武器の射程が短い為に巨体であるシナンジュ・スタイン自体が敵に近寄らなければ行けないので、アンカーやネットグレネードに関係なく敵の格闘攻撃を直で受けるという事も多く、格闘機体に対するアンチ的な機体というわけではない為、あくまでもこの能力はオマケ程度の恩恵しか無いように思いました。
これでクィン・マンサなどのように、転倒無効のような効果もついていれば格闘機キラーのような立場を得ることが出来たかも知れませんが、現状のシナンジュ・スタインはアンカーやネットグレネードが効かないだけの射程の短いおデブな機体でしか無く、射程が長く攻撃力も高いユニコーンに対しては無力なので、それが将官戦場でこの機体を殆ど見かけない理由になっていると思います。
修正されて射程強化、が・・・ダメ!
一応シナンジュ・スタインが実装されてから一週間後の定期メンテナンスで、機体の足回りの向上や、短すぎた武器の射程が若干改善されるという強化が来たのですが、それでも使用感は殆ど変わらず、やはり将官戦場で乗る380コスト機体としては使い物にならないように思いました。
実際強化後も将官戦場で見かける事は殆無く、もしこのまま放置されてしまうならこの機体が日の目を見ることは当分無いだろうなと思います。
万が一ユニコーンやシナンジュが弱体化されるような事があれば使われるかも知れませんが、この2機が健在である限りはシナンジュ・スタインが頻繁に使われるようなことは恐らく無いでしょう。
ガンダムオンラインには何か一芸があるとそれを考慮してなのかやたらと高めのコストにされたり、機体の性能を著しく下げられたりしている機体が多くあるのですが、この機体もその類の機体だったようです。
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