新しいパックである灯争大戦が発売されたMTGAですが、それによって様々なプレインズウォーカーなどの新しいカードが追加されたことで、新しいデッキだけではなくそれまで存在していた既存のデッキの大幅な強化も行えるようになりました。
そこで今回はこれまでに存在していた絢爛デッキに、灯争大戦で新しく追加されたカードを加えたデッキを紹介したいと思います。
尚、このデッキはBO1での使用を前提にしております。
あとサムネの「舞台照らし」は入っていません。
攻撃全振りの絢爛デッキ
赤と黒の組み合わせによって作られる絢爛デッキは、とにかく相手のライフを削る事に優れたカードが非常に多く採用されています。
例としては1マナというコスパの良さに加えて自分が破壊された際には任意のターゲットに1ダメージを与えることが出来る「脚光の悪鬼」や、他のクリーチャーのパワーを+1して、尚且「脚光の悪鬼」の効果を持たせる「災いの歌姫、ジュディス」など、場に出た時点で相手に一定のダメージを与えることが確定するようなカードが良く使われている印象です。
また、相手のダメージを与えることで唱えるマナが減ったり効果が強化される「絢爛」を活用することで、「批評家刺殺」や「騒乱の落とし子」などの高い火力を持つカードを少ないコストで使用する事が出来、上手く使えれば一瞬で勝負を決める事が可能です。
殴り合いや除去が豊富なデッキは苦手
ただ、個々のクリーチャーの単純なパワーはそれほどでも無い為、相手の大型クリーチャーとの殴り合いでは若干辛い思いをする他、除去を豊富に持つデッキを相手にする場合では盤面の主導権を握ることが出来ずにじわじわと追い詰められてしまう事が多いです。
特に「残骸の漂着」や「浄化の輝き」などの全体除去や、赤と黒ではほぼ破壊することが出来ない「光明の戒め」や「イクサランの束縛」と言ったエンチャント系の除去カードを多数持っており、更にクリーチャーも強力な物が揃っている白タイプのデッキ相手には苦戦することが多いと感じます。
デッキ詳細
そこで今回は、そんな除去や高火力クリーチャーを構えている相手の手札を破壊することで、状況を有利に出来るデッキを組んでみました。
以下の表はその詳細です。
10 沼 10 山 3 地の墓所 2 龍髑髏の山頂 -土地(25)- |
4 侵略の代償 1 反復連射 3 ヴラスカの侮辱 1 ファイレクシア経典 1 煤の儀式 1 略奪者の痕跡 1 最古再誕 1 囚われの聴衆 2 はぐれ影魔道士、ダブリエル 1 無頼な先導者、ティボルト 1 憎悪に歪む物、オブ・ニクシリス 1 炎鎖のアングラス 1 戦慄衆の将軍、リリアナ -呪文(19)- |
3 脚光の悪鬼 2 ずる賢いゴブリン 1 戦慄衆の解体者 1 ブリキ通りの重鎮、クレンコ 2 災いの歌姫、ジュディス 2 騒乱の落とし子 2 不吉な死霊 1 破滅を囁くもの 1 虚ろな者、アゴロス 1 高塔の憑依者 -クリーチャー(16)- |
ハンデスの弱点をカバー
ハンデスの弱点は、相手の手札を削りきった後に殆ど何も出来ず、相手に高いダメージを与えられない事による決定力の弱さなので、その部分は相手にダメージを与えやすい絢爛勢や、新しく追加されたPWなどを使って補います。
特に新しく追加された「侵略の代償」は、相手の手札を捨てさせた上に動員によってクリーチャーを1体生み出す事が出来るので、盤面の維持にも使えます。
また、これまでのハンデスデッキは、相手の手札を削る為にこちらも手札やマナを消費する必要があったので、1ターンの間に使えるマナの数や強力なカードをデッキに入れるのが難しいなどの問題もありましたが、「はぐれ影魔道士、ダブリエル」のようなPWはマナも手札も必要の無い忠誠度能力で相手の手札を削れるので、これらの問題を解決する良い手段になってくれます。
相手の手札が削れれば削れる程、こちらのクリーチャーやPWに対する除去の危険性も下がるので、相手の手札を上手く削ってゲームプランを崩せたら、「破滅を囁くもの」や「騒乱の申し子」、「高塔の憑依者」などの飛行持ちかつ強力な効果を持ったフィニッシャーで削れたライフを一気に飛ばしに行ったり、他の強力なPWを出して行きます。
また、大量にクリーチャーを出してくるデッキに対しては、「煤の儀式」や「ファイレクシア経典」と言った全体除去を使って対応するようにしています。
BO1のゴールド帯では悪くない勝率でしたので、WCが余っている方は是非作ってみて下さい。
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