Call of Dutyシリーズを開発するスタジオの一つであるSledgehammer Games（SHG）に、新たなCOO（最高執行責任者）が就任する事が決定されました。

https://twitter.com/andygwilson/status/1141086043308826624/photo/1

スタジオ内のゴタゴタを解決出来るか

SHGは以前報道された別のスタジオであるRaven Softwareとの対立によって、以前のSHGの協同創設者であったMichael Condrey氏と Glen Schofield氏がスタジオを去った事を切っ掛けに、技術者の流出に歯止めがかからない状態となっていましたが、この人事によって問題の改善を図るものと思われます。

今回新たにCOOの座を得るのは、マフィア IIIなどの作品を手掛けたスタジオであるHangar 13に務めていた過去を持つAndy Wilson氏で、彼が問題続きのSHGスタジオをまとめきれるか否かが、今後のCoDシリーズの開発に少なからず影響を与えることになるでしょう。

一時期はあまりにも人材の流出が凄かったので、SHGというスタジオそのものが無くなるかも知れないという雰囲気があったのですが、一応今回の対応を見る限り、まだスタジオとしては存続させてくれるようで良かったです。

騒動によって既に多くの技術者が退職してしまった後なので、今後Andy Wilson氏が中心となって新しく建て直されるSHGは、以前のSHGとは殆ど異なる組織になってしまうとは思いますし、関係が悪化してしまったRaven Softwareスタジオとの関係修復など、以前のような開発環境を整えるまでには相当な苦労があるとは思いますが、一日でも早くCoDというビッグタイトルの開発を担うスタジオとしての機能を取り戻し、良い作品を作り出して行ける様にして貰いたいですね。